旅記録【ティッセン=ボルネミッサ美術館】アクセス・無料入場チケットの種類など

ティッセン=ボルネミッサ美術館

マドリード3大美術館の一つ、
ティッセン=ボルネミッサ美術館(Museo Nacional Thyssen-Bornemisza)。

正直「これがみたい」という作品はあまりないような美術館です。だからマドリード3大美術館の中では1番空いています。だから「せっかく来たんだから全部見なきゃ」みたいな気持ちは持たず、ゆったりした気持ちで、お気に入りの画家や作品を見つけてください。

イタリア・ルネサンス期からスペイン、ネーデルランドのバロック期、近代アートまで幅広い年代の有名画家の名画があります。きっと目を惹く作品を紹介しつつ、アクセス方法や無料で入場する方法をお伝えしていきます。

ティッセン=ボルネミッサ美術館の有名絵画と見どころ

もろもろ基礎情報の前に、有名絵画をご紹介します。
1度でも、ネット上でも見たことのある絵画を目の前にした時って
ちょっと感動します。(私はします)
なお、内容は随時更新します。

エル・グレコ「羊飼いの礼拝」

ギリシャ生まれですがスペイン・ルネサンスを代表するエル・グレコ。ちょっと長く伸びた人体が不思議な感じですが、鮮やかで激しめの色彩が宗教的情感を強調して、ドラマティックさが魅力的だと思います。
この作品はプラド美術館にある同じテーマの作品の小さめのレプリカだそうです。見てわかりますが教会用の絵画で、下に『受胎告知』、左側にこの『羊飼いの礼拝』(現在ブカレスト国立ローマ美術館)、右側に『キリストの洗礼』(プラド美術館)が並んでいたようです。
全然今関係ないですが、『受胎告知』は岡山県倉敷市の大原美術館で見られます。結構近くで見られますし、ものすごく大きくて、あぁこれが目の前にあったらお祈りしちゃうわって気持ちになります。

museothyssen公式HPより
The Annunciation,ca. 1596 – 1600 Oil on canvas. 114 x 67 cm

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ『オーヴェル近郊ヴェセノの眺め』/Room 32

ゴッホが自殺の数週間前に描いた作品です。
誰もが知るゴッホ。オランダ出身のポスト印象派の巨匠ですね。強烈な色彩と激しい筆致で感情を表現することに長けており、この作品でも植物を描く筆運びがよく見えます。

museothyssen公式HPより
Les Vessenots in Auvers, 1890 Oil on canvas. 55 x 65 cm

 エドガー・ドガ『緑の衣装をつけた踊り子』/Room 33

ドガと言えば踊り子、のイメージです。が、まぁそんなこと知らない人でもきっと足を止めてしまう作品だともいます。正面に描かれた女の子の衣装の青緑も美しいですが、背景の自分の出番を待っているオレンジの衣装の女の子たちもなんだかリアルですよね。
この中央から少し視点が外れた空間(必ずしも中心人物が中央に来ないこと)は日本の版画の影響を受けているそうです。(作品解説より)ほんとに?

museothyssen公式HPより
Swaying Dancer (Dancer in Green),1877 – 1879 Pastel and gouache on Paper. 64 x 36 cm

オンラインショップで売ってるこの絵画の女の子、めっちゃ可愛くないですか?
私が訪問した時のミュージアムショップにはありませんでした。45.9ユーロです。

shop THYSSEN より

ティッセン=ボルネミッサ美術館の基本情報

  • 住所
    P.º del Prado, 8, Centro, 28014 Madrid, Spain
  • 電話番号
    +34 917 91 13 70
  • 公式サイト
    https://www.museothyssen.org
  • 営業時間
    • 火曜~日曜 10:00~19:00
    • 月曜 12:00~16:00※最終入館は閉館の30分前
  • 休館日
    1月1日、5月1日、12月25日など
  • 入場料
    • 一般(18~64歳)13ユーロ
    • シニア(65歳以上)9ユーロ
    • 学生 9ユーロ
    • 18歳未満は無料

ティッセン=ボルネミッサ美術館への行き方(アクセス)

▶最寄り駅
地下鉄2号線 バンコ・デ・エスパーニャ駅(Banco de España)
駅から美術館までは徒歩約5分程度

▶メモ
駅構内に美術館への出口標識があります。
その出口を出るとアルカラ通りに出ます。
シベレス広場を背にして右手のプラド通りをまっすぐ南に歩くと美術館が見えてきます。

地下鉄2号線バンコ・デ・エスパーニャ駅(Banco de España)

チケット料金と無料入場時間

ティッセン=ボルネミッサ美術館は、以下の時間帯に無料で入場できます。
18歳未満の子どもは常時無料です。

入場区分料金・条件
無料入場時間月曜 12:00~16:00
土曜 21:00~23:00
一般チケット13ユーロ
学生チケット9ユーロ
パセオ デル アルテ カード(Paseo del Arte Card)
・プラド美術館
・ソフィア王妃芸術センター
・ティッセン=ボルネミッサ美術館
上記3大美術館の入場チケット。1年間有効。
32ユーロ

チケットの種類と予約方法

チケット購入方法は主に3つあります。

  • インターネットから購入
  • 当日窓口で購入
  • 代理店から購入

▶無料入場チケット注意点
ソフィア王妃芸術センターやプラド美術館とは違い、インターネット予約はできません。
無料時間に直接美術館へ、余裕をもって向かいましょう。
私はそこそこ結構並びました。土曜の夜って結構怖いので(並んでいるのは観光客だけど、治安的に周辺の地元の人はちょっと強面な印象です)、次に行くなら月曜日かなぁと思います。

公式サイトからのチケット予約手順

無料の時間には行けなさそう、という方へ
ちょっと丁寧に公式HPからのチケットの購入方法をご紹介します。

チケットの予約・入手方法について

公予約画面で「Full-Access ticket」の「BUY」をクリック

museothyssen公式HP

希望日を選択(特別展がある場合は時間も指定)

museothyssen公式HP

画像にある通り特別展などがある場合、その特別展に入場する時間を選択します。

museothyssen公式HP

人数を選択し、「CONTINUE(進む)」をクリック

人数選択の際にチケット料金が変動します。ほとんどの場合は「General(一般)」かと思います。
が、学生証を持ってる場合や子どもの場合は割引があります。パスポートを持って向かいましょう。

museothyssen公式HP

音声ガイドなどの追加オプションを選択(必要に応じて)

音声ガイドを希望する場合やその他の特別展に入場を希望する場合は、このページで選択できます。

名前やメールアドレスを入力し、「RESERVE(予約)」をクリック

支払い方法を選択し決済完了

入力したメールアドレスにPDFのチケットが届きます

入力したメールアドレスにPDFファイルでチケットが届きます。

メールで送られてくるチケットには入場口なども記載されています。
入場無料チケットの入口は、建物の裏側にあります。事前にマップを確認しておきましょう。

最後に

今後見どころを追記・まとめていく、ぜひチェックしてください!

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