スペインに限らず、海外旅行を快適に楽しむためには、現地の気候や文化、インフラに合わせた持ち物の準備が欠かせません。特に初めての人にとっては、何を持っていけば良いのか悩むことも多いはず。ここでは、春夏秋冬を問わず共通して必要な持ち物を詳しくご紹介します。準備段階から旅は始まっています。忘れ物のないよう、ぜひチェックリストとして活用してください。
海外旅行の持ち物リスト ~必需品編~
1. 必需品その1|パスポート・航空券・現金・クレジットカード
まずは、絶対に忘れてはいけない貴重品類です。海外旅行の基本中の基本ですが、見落としがちな点もあるので改めて確認しましょう。
- パスポート
スペインは入国時点で3ヶ月以上の残存有効期間が必要です。私は心配性なので、コピーした紙を財布の中に1部、かばんの中に1部入れていました。万が一の紛失時に役立ちます。 - 航空券(Eチケット)
チケットはスマホにデータを保存、念のため印刷した紙も持っておきましょう。何かあった時(スマホの充電切れ等)の為です。 - 現金(ユーロ)
クレジットカードが主流とはいえ、屋台やチップ、小さな店舗では現金が必要な場面もあります。両替する時はできるだけ細かい紙幣になるようお願いして準備しましょう。 - クレジットカード
・VISAまたはMasterCardはほぼどこでも使用可能です。
磁気が壊れてしまうなど想定外のトラブルに備え、2枚持っておくと安心です。
・また、海外旅行保険が付帯しているカードであれば最高です。
・普段使っていないカードであれば、現地ATMでのキャッシングやカード利用のために、暗証番号(PINコード)を確認しておくことも忘れずに!
2. 必需品その2|スマホ・充電グッズ
スマートフォンは上記と同等に必需品です。地図、翻訳、航空券、ホテル予約、SNSまで全てスマホ一台で済む時代だからこそ、充電・通信環境の確保がカギです。
- スマホ
海外ローミング対応か確認しておきましょう。加えて、SIM/eSIMを使用するかどうかも検討しましょう。最近のスマホはほぼSIMロックは解除されていると思いますが、物持ちの良い方(古いスマホをずっと使っている方)は念のためSIMロックの有無も確認しておきましょう。 - モバイルバッテリー
必ず手荷物に入れましょう(機内持ち込みしましょう)。 - 充電ケーブル・ACアダプター
預けてしまうと機内で充電が切れそうになった時プチパニックになるので、手荷物にも入れておきましょう。 - 変換プラグ
ちなみにスペインのプラグ形状はCタイプです。
Wi-Fi環境については、バルセロナやマドリードなど大都市では無料の公衆Wi-Fiが普及していますが、筆者は空港やホテル以外のWi-Fiをほとんど使いませんでした。セキュリティ面や通信の安定性を考えると、SIMやeSIM、Wi-Fiルーターのレンタル利用がベストです。複数人でシェアすればコスパも◎。
海外旅行の持ち物リスト ~あると安心編~
3. 常備薬・衛生用品
旅先ではできる限り120%元気で過ごしたいものです!スペインでも薬局(ファルマシア)はあちこちにありますが、言葉の壁や成分の違いを考えると、普段使い慣れた日本の薬を持っていくのが安心です。
- 頭痛薬・風邪薬・胃腸薬
時差ぼけ、食べ慣れない料理で体調を崩すことも考慮しましょう。 - 絆創膏
靴擦れや小さなケガに備えて、数枚鞄に入れておきましょう。 - 生理用品
もちろんスペインでも購入可能なので、最低限でOKです。
万が一薬局やお店が見つからなかった日の為に、5枚程度は持っておくと安心です。 - 除菌シート
ちょっとハンバーガーを食べたとき、お菓子を食べたときに便利です。
トイレが有料な場合・トイレが見つからない時など、手を洗いたいけど洗えないシチュエーションのレストランや観光地で重宝します。 - マスク
状況によっては必要になることがあります。(特に公共交通機関、病院など)
長時間のフライトに備えて、アイマスク・耳栓・ネックピローなどの快適グッズもおすすめです。
4. 海外旅行保険の証書(またはアプリ)
旅行中の予期せぬアクシデントに備えて、海外旅行保険への加入をおすすめします。盗難や病気、ケガ、フライト遅延など、多くのトラブルは保険でカバー可能。特にスペインはスリが多発するエリアもあるため、備えがあると安心です。
- 保険証書は紙+PDFの両方で用意
- 保険アプリをインストールしておくと現地での対応がスムーズ
- クレジットカード付帯保険の場合は、出発前にカード会社のサイトで詳細を確認しましょう。条件(そのカードで旅費を支払ったかなど)を満たす必要があります
万が一、病院にかかることになった際には英文の保険証明書やサポートセンターの連絡先も大事です。
5. ガイドブック or オフラインアプリ
インターネットに頼り切らず、オフラインでも使える情報源を用意しておくと、電波の届かない場所やWi-Fiが不安定な場面でも安心です。
- 紙のガイドブック
持ち歩きやすいコンパクト版が◎。急にできた待ち時間(フライトの遅延など)に時間をつぶせるものになります。 - オフライン地図アプリ(例:Google Mapsの事前保存)
帰れると思っていたけど、日が暮れて夜道になって、わからなくなってしまった時(レストラン→ホテルの帰り道)などに。住所を入れておくと、万が一どうしようもなくなった時、近くの現地人に「ここに行きたい」と地図を見せて助けてもらう最終手段になります。 - Google翻訳アプリ
現地語⇔日本語モードをダウンロードしておきましょう。 - 現地語フレーズ集(印刷・メモ帳アプリに保存)
紙のガイドブック同様、急にできた待ち時間(フライトの遅延など)に時間をつぶせるものになります。
6. スリ・盗難対策グッズ
スペインの観光地(特にバルセロナやマドリード)では、スリの被害が多く報告されています。日本よりも“狙われやすい”という意識を持って、対策グッズで防御力を高めましょう。
- 斜めがけバッグ(チャック付き)
身体の前に持てるタイプが理想です。観光客すぎない、おしゃれかつ利便性の良いものを探しましょう! - セキュリティポーチ
パスポート・現金は肌に密着させて携帯しましょう。
斜めがけバックに内ポケットや底ポケット(チャック付き)があればよいのですが、ただのバックだけだと、万が一、バックに手を突っ込まれてしまった時に取られる可能性があります。
バックの置き忘れ、上着の置き忘れで、ポケットの中に入れていたパスポートや現金がなくなることも大いにあります。 - 南京錠・ワイヤーロック
スーツケースやバックパック用です。宿泊先でも使えます。
なぜ宿泊先?というと、ホテルの部屋の清掃スタッフによる盗難対策です。日本だと取られる、なんて意識はありませんが、念には念をです。
また、パスポートやクレカの紛失に備えて、コピーや番号のメモを分けて保管するのもポイントです。油断せず、でも過剰に不安にならず「備えあれば憂いなし」の精神で。
最後に
いかがでしたか?この後、季節別であると便利な持ち物・服装をまとめていきます!
ぜひご覧ください!